感謝の道

今日のレッスンは、
レッスン195:Love is the way I walk in gratitude.
愛こそ私が感謝をこめて歩く道です。(大内訳)
愛の道を、わたしは、感謝しつつ歩みます。(香咲訳)
だった。


母の様態は、食べ物がほとんど喉を通らなくなった。本人曰く「喉が閉じて、戻してしまう」らしい。昨日はエンシュアや水、お茶も喉を通らなくなったので、正直焦った。幸い、私がポカリスエット系のドリンクを飲んでいると、それなら飲めそうと言ったので、試すと飲めた。浸透圧の関係か何かで、身体が吸収しやすいというコトがわかり、喉も拒否しなかったのだろうか?今日の夜試した以前ずっと飲んでいた自家製にんじんリンゴジュースはダメだった。事情を話すと、訪問看護士のTさんが在宅医療の谷口先生に連絡を取って下さり、お腹の皮下注射で点滴をして下さった。今日から毎日こうした点滴をする必要が出て来たということだ。


昨日から、いろんな本を読み聞かせてあげている。

死学 安らかな終末を、緩和医療のすすめ

死学 安らかな終末を、緩和医療のすすめ

と、
空(くう)―天翔(あまか)ける歓喜の弥栄(いやさか)

空(くう)―天翔(あまか)ける歓喜の弥栄(いやさか)

を少し。


そして、最後母の手を握って、この今日のレッスンを祈りのように無言で唱えている時だった。
母が「あ・り・が・と・う」と、しゃべりにくくなった声を出した。
思わず聞き返した程、そのタイミングは奇跡だった。
「小さい時からお母ちゃんのこと、大好きなんやで〜!こちらこそありがとう!」


「愛は、感謝の道しか歩めないので、神へ至る道を歩むわたしたちも感謝の道を歩みます。」
(香咲訳 - レッスン195の10)