シュレーディンガー方程式を理解する 01

最近フォーカスしている興味の一つは、シュレーディンガー方程式を数学的にきちんと理解するというコト。


これに関連する動機は少なくとも三つあり、
1)ゼロ・ポイント・フィールドの理論的根拠を確認するコト

フィールド 響き合う生命・意識・宇宙

フィールド 響き合う生命・意識・宇宙

  • 「量子物理学のいくつかの方程式で、つねに差し引きゼロとして無視されてきた項について、改めて考えた人たちもいた。それはゼロ・ポイント・フィールド−モノとモノとのあいだの空間における微小な振動の海−を示していた。」(p17)
  • 「パソフの発見は、ある意味では、新発見などというものではなかった。それはむしろ、物理学が1926年以来、きちんと評価せず、実体のないものとして見捨ててきたものだった。量子物理学者にとって、それは頭痛の種であり、差し引いて無視すべきものとされてきた。」(p47)


具体的には、

  • 「第2章 ファインマン図を使った素粒子論初歩」をじっくり数式を追って理解するコト。
  • 目標は、p117の「しかし、ここには大きな問題がある。0次の計算は、すでにコンプトン散乱や電子がμ粒子になる過程について見積もったわけだが、次に来るべき補正項、すなわち1次の項が厄介なのだ。どう厄介かというと、計算の結果が無限大になってしまうのである。この無限大のことを「発散」(divergence)と呼ぶ」と述べられているコトを数学的にきちんと理解するコト。

2)半田広宣氏のヌース理論における、彼のシュレーディンガー方程式に対する洞察を理解するコト

2013:人類が神を見る日 アドバンスト・エディション (超知ライブラリー サイエンス)

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  • 「第9章 シュレディンガー・ルーレット」、特にp224-230の「波動関数のイマージュ」に述べられた半田広宣氏の洞察を理解するコト。


3)デヴィッドボームの内蔵秩序理論における数学的展開を理解するコト

  • 『全体性と内蔵秩序』の第4章から第6章を、まずは指している。